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漫画研究会 犀の眼のコラム

01 デヴィッド・リンチ

イレイザーヘッドコラムというか稚拙な作文になります。たまにデヴィッド・リンチに作風が似てると言われます。(たぶん『イレイザーヘッド』限定で。)確かにイレイザーヘッドは大好きですが、デヴィッド・リンチは基本的に「わけのわからない映画をつくる人」という印象でした。ところがある日、ネットで『マルホランド・ドライブ』を解読している文章をみつけたんですね。驚きました。「ちゃんと意味があるのか!そして、それを理解してる人がいる!」と。この分ではイレイザーヘッドにも僕の及びもつかないような深い意味が隠されているのかもしれません。適当なわけのわからない話をノイズと凝った映像でごまかしている人ではなかったのですね。僕はデヴィッドの表面的な部分しか観てなかった(それもイレイザーヘッドだけ)、なにもわかってなかったよデヴィッド。そして、世の中の人はこんなに読解力があるのかと怖くなりました。デヴィッドの映画を解読するように僕の考えていることも解読されるのではないか…。また、僕が空気読めないと言われるのも読解力のなさからきているのではないかと思い当たりました。読解力のある人にとっては僕は目を閉じて生きているように思えるのかもしれませんね。以上、デヴィッド・リンチと読解力のお話でした。