新潟を拠点に活動している漫画研究会です。
活動内容は
会員は正会員5名の他、準会員が何名がいます。しかし定期的な活動というものもなく、というか最近は活動自体があまりなく。これからは色々考えていかなくてはなりません。
漫画研究会 犀の眼は2007年に誕生しました。明確にこのとき!といいうのは思い出せないのですが。自然発生的にいつの間にか存在していました。
元々、三原さん(犀の眼の創始者)がすごい漫画好きで、そんな三原さんの気をひこうと思ったのがきっかけでした。また、丁度DTPのソフトを入手したところで、ためしに何かつくってみたいという情熱にあふれていました。そうして出来上がったのが会報第一号です。会報第一号は極めて不評で関わってもらった全ての人にクレームをいただきました。その後も、僕と会話するときは勝手に録音されるから気をつけろという声があがるようになりました。気を引くつもりが警戒心をあおる結果になってしまい本末転倒でした。
ご参考に、会報第一号に書いた序文を転載いたします。
一発目ということで、かなり煽ってますね。
↓
(「漫画が描けないから映画撮ってるんスよ。」
三原くんは言った。
にいがた映画塾、忘年会。台所で立ち話中の出来事である。
これには驚いた。
三原くんは常日頃からシナリオや映画に人一倍真剣に取り組んでいるイメージがあったからだ。
もちろん三原くんの映画への情熱には、みじんの嘘もないだろう。
ただ漫画への執着は、それを凌駕する。
思い当たる事はたくさんあった。
三原くんからプレゼントを貰う時、それは100%漫画本であった。
三原くんが人に何かを渡している時、その多くは漫画本であった。
漫画の話題になると、三原くんの瞳は輝きを増し語彙は何倍にも膨れ上がったのだ。
だが漫画に憑かれているのは三原くんだけではなかった。
「代表。好きな漫画BEST5を教えてください。」
「基村は?」
「手塚治虫です。」
「手塚治虫もいっぱいあるじゃん。『火の鳥』とか『ブラックジャック』とか。」
「『火の鳥』です。」
「『火の鳥』の何編?」
中山(旧姓 井上)代表との会話である。(だいたいこんな感じだった)
人にモノを尋ねる時には、自分から晒せ。
それ程、好きな漫画を言葉にするのは核心に触れる事であり、そう簡単に聞き出せるものではない。
事実、三原くんは「むずかしいですねぇ…。」と言って熟考したきり答えを語る事はなかった。
今も悩み続けているのかもしれない。
吉田健明さんからは素晴らしい回答をいただいた。
さらに次の日、正確な漫画のタイトルと作者名がメールで送られてきた。
決して間違いがあってはならないとの心遣いだろう。
そうやって、たくさんの人達に好きな漫画を訊いて回ると、みんな瞳を輝かせ熱く語ってくれた。
好きな漫画には、その人物というものが嫌というほどあらわれてくると思った。
世代や人種を超え漫画について語り合う輪ができた時は、美しい光景と思う反面、こいつら漫画ばかり読んでいないで社会に貢献する活動でもすればいいのにと思ってしまった。
だが、そうではないのだ。
漫画はその人に活力を与えてくれるエネルギーの源であり、沈んだ心を和ませてくれる癒し、精神・思想・価値観に素晴らしい影響を与えてくれる指針なのだ。
漫画は安い。
たいていの人は手に入れる事ができるし、コンビニで立ち読みする事もできる。
漫画は対象を選ばない。全ての人類に平等に開かれているのだ。
さらに高度な表現でありながら、あくまでカウンターカルチャーであり続けている。
最近、コミックからの映画化が盛んに行われているように、漫画は最も強い表現の一つであると言っても過言ではない。
さらに世界における漫画のトップは日本であり、日本で多くの漫画家を排出しているのは新潟ではなかろうか。
漫画は誰にでも描ける。
漫画で飯を喰ってる人は別だが、絵心や構成など気にする必要はない。
紙と鉛筆があれば、自分を叩きつける事ができるはずだ。
Gペンをへし折れ。スクリーントーンを破り捨てろ。情念の炎でコマ枠を突き破り、原稿を焼き尽くすのだ。
漫画を全く描いた事もなく、漫画に詳しくもない僕が言っても何の説得力もないが、とりあえずこんな感じで漫画研究会を始めようと思う。)
元々、犀の眼は団体というよりは個人的な活動でした。やりたいイメージと漫画研究会という称号がマッチしていたので名乗っていたといっても過言ではありません。
こんなことではいけないと2008年2月22日にブログを開設。次の日に活動目標を掲げています。
一、会報をつくる
二、同人誌をつくる
三、ガタケット(新潟県で行われているコミケ)への参加
四、コスプレイヤーと友達になる
五、会員同士で漫画の貸しっこをする
六、Amazonに書評を投稿する
振り返ってみると四と六以外はだいたい実行できました。会員も増え、認知度も若干増し、色々なところから声がかかるようになりました。めんどくさくなった時期もあったのですが元々がいい加減な団体なので細くつづけてこれたのだと思います。あと会報に連載中の漫画が完結するまではつづけたいなという気持ちもありました。全く評判のよくない漫画ですけどね。
上映会・イベント・その他の活動歴
2008年 | はじめの一歩展に参加。アニメ「蚊・海月・女」を展示してもらう。 |
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安達修子一人芝居「エレベーターの鍵」の映像を担当。 | |
うんこぼーいバッジをつくる。 | |
市民活動新聞の表紙イラストを担当。 | |
ガタケット100に参加。 | |
にいがたインディーズムービーフェスティバルに参加。アニメ「夜明けの心臓」出品。 | |
山形自主制作映像祭に参加。アニメ「日没の幼児」出品。 |
2009年 | ジュンク堂上映会に参加。「反吐」「夜明けの心臓」出品。 |
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コマ撮りアニメワークショップ&三本立て上映会開催。 | |
にいがた映画塾講座内でコマ撮りアニメワークショップ開催。 | |
絵屋宵ライブで映像を担当。。 | |
第二回コマ撮りアニメワークショップ開催。 | |
山形自主制作映像祭に参加。アニメ「水槽」出品。 | |
カルチャーMIXフェスタに参加。アニメ上映イベント「ミーくんの誕生会」開催。 |
2010年 | まちなかフェスタinROSAに参加。 |
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はじめの一歩展に参加。アニメ『10』を展示してもらう。 | |
実習コース上映会に参加。「下水の豚」「10」「グッバイミセスオオイワ」出品。 | |
半田技研さんのニューアルバム『北風Mhz』のイラストを担当。年末発売予定。 | |
福島自主制作映像祭にて『水槽』が上映される。 | |
『Holiday vol.5』に参加。『ウミネコの家』を出品。 | |
森田花壇さんのアルバム『一心の子守唄』ジャケットを担当。新曲『うずの下』のPV製作。 | |
にいがたインディーズムービーフェスティバルに参加。アニメ「少年シベリア」出品。 | |
カルチャーMIXフェスタに参加。犀の眼発表会『犀の穴』開催。 | |
第一回ビデオをみる会を開催。 |
2011年 | 森田花壇さんのアルバム『UZU』ジャケットを担当。 |
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第二回ビデオをみる会を開催。 | |
絵屋宵ライヴpresents「森田花壇の日」の幕間の映像を担当。 | |
ANTI MUSICさん主催イベント『alone in the dark』のチラシを担当。 | |
半田技研さんの3年ぶりのフルアルバム「北風MHz」が完成。 | |
第三回ビデオをみる会を開催。 | |
Deep inside neo vision上映会「PUBLIC FILMS vol.1」に参加 | |
『ANTI MUSIC LABORATORY vol.6』のチラシを担当 | |
『SAWA SONIC 2011』廣谷ゆかりさんブースで物販 | |
『Holiday vol.6』に出品 | |
『モトチンコ展』開催 | |
『にいがたインディーズムービーフェスティバル』に出品 | |
期間限定 セレクトショップ 『余韻』に参加 | |
2012年 | ギャラリーKINGYO『2012214 バレンタインに寄せて』に参加。 |
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『第4回戦争と貧困をなくす国際映像祭』に参加。 | |
『第二回福島自主制作映像祭』に参加。 | |
第四回ビデオをみる会を開催。 | |
廣谷ゆかりさんを囲んでラーメンを食べる会を開催。 | |
ツルハシブックスさんのレンタルギャラリー「カラバコ」に出店開始。 | |
第3回秋田テルサ自主映画祭で『日没の幼児』『夜明けの心臓』が上映される。 | |
第五回ビデオをみる会を開催。 | |
『もっとモトチンコ展』開催。 | |
カルチャーMIXフェスタに参加。『ビデオヲ撮ル会』開催。 | |
シネ・ウインド27周年祭 イメージキャラクターを担当。 | |
インディーズムービーフェスティバルに犀の眼プロデュース『鉛色の女』出品。 | |
『それはそれとして』チラシのイラストを担当。 |